重い画像は、サイトやネットショップの表示速度にとって最大の敵のひとつです。表示に時間がかかるページは訪問者を逃し、売上も逃します。画像の圧縮は、読み込み時間にもっとも効く、いちばん手軽な改善策です。しかも数秒で、無料でできます。
画像の圧縮とは?
画像の圧縮とは、見た目の品質を変えずに(あるいはほとんど変えずに)ファイルサイズを小さくする処理のことです。大きく分けて2種類あります。
- 可逆圧縮(ロスレス):ピクセルを一切変えずにファイルを小さくします。PNGや単純な図版と相性がよい反面、削減幅は小さめです。
- 非可逆圧縮(ロッシー):人の目にはわからない情報を捨てて、大幅に容量を減らします。写真(JPGやWebP)向きで、見た目の違いがわからないまま80%ほど軽くできることもあります。
どのくらいの品質にすればいい?
| 用途 | おすすめの品質 | おおよその削減率 |
|---|---|---|
| サイト・ブログ | 70–80% | 60–80% |
| ネットショップ(商品画像) | 80–85% | 50–70% |
| SNS | 75–85% | 50–65% |
| メールマガジン | 70–80% | 60–75% |
| デジタル印刷 | 95–100% | 10–20% |
💡 目安:まず品質80%から試します。見た目の違いがわからなければ70%まで下げてみましょう。モールに載せる商品写真なら、品質と容量のバランスがいちばんよいのは80%です。
無料で画像を圧縮する手順
ImageToolsの圧縮ツールなら、品質をその場で調整しながら、ダウンロード前に元画像と並べて見比べられます。
- 圧縮ツールを開きます
- 画像をドラッグするか、クリックして選びます
- 品質のスライダーを調整します(初期値は80%)
- 元画像と圧縮後を見比べ、どれだけ軽くなったか確認します
- 出力形式を選びます(JPG・PNG・WebP)
- 圧縮した画像をダウンロードします
複数の画像をまとめて圧縮したいときは、ファイルを複数選ぶだけです。一括で処理し、圧縮済みの画像をまとめたZIPが作られます。
どの形式を選ぶべき?
- JPG:写真に最適です。見た目の品質を保ちながら容量を抑えられます。
- WebP:同じ品質ならJPGより最大30%軽くなります。最近のブラウザはすべて対応しており、サイトやネットショップに向いています。
- PNG:透過が必要なときだけ使います。写真をPNGにすると、JPGよりかなり重くなります。
画像を圧縮するとサイトのSEOが良くなるのはなぜ?
Googleは2010年から表示速度を検索順位の要素にしており、ページが遅くなる最大の原因のひとつが画像の重さです。Googleのパフォーマンス指標であるコアウェブバイタルでは、LCP(Largest Contentful Paint)が悪いサイトは評価が下がります。そしてLCPが悪化する原因は、多くの場合が重い画像です。
サイトの画像を圧縮するだけで、デザインにも内容にも手を加えずに読み込み時間が半分になることもあります。
よくある質問
一度圧縮した画像をもう一度圧縮できますか?
できますが、効果はだんだん薄くなります。JPGは圧縮のたびに小さな劣化が積み重なるためです。すでに品質80%で保存された画像をもう一度80%で圧縮すれば容量はもう少し減りますが、そのぶん劣化も重なります。できるだけ元のファイルから圧縮するのが理想です。
サイト用の圧縮とLINEに送るための圧縮は違いますか?
違います。サイト用は見た目の品質とファイルサイズのバランス(品質70〜85%)が中心です。LINEは送信時に自動で圧縮されるため、あらかじめ圧縮する必要はありません。画質を落としたくない場合は、写真としてではなくファイルとして送るのがおすすめです。
ファイルサイズに上限はありますか?
ツール側の上限はありません。ただし2,000万画素を超えるような大きい画像は、端末によっては処理に数秒余分にかかることがあります。