PIXはブラジルでもっとも使われる決済手段になり、受取用のキーを相手に伝える手段としてQRコードが定着しました。キーを口頭やメッセージで書き写してもらう代わりにQRコードを見せれば、相手はカメラを向けるだけで数秒のうちに送金が完了します。
この記事では、PIXのQRコードに2種類あること、それぞれをどんな場面で使い分けるか、そして自分のコードを無料で作る方法を順に説明します。
静的QRコードと動的QRコードの違い
コードを作る前に、PIXで使える2つのタイプの違いを押さえておきましょう。
| タイプ | 金額 | 向いている用途 | 作成方法 |
|---|---|---|---|
| 静的 | 自由入力または固定 | 寄付、簡単な請求、店頭メニュー | 無料のジェネレーターで作成可能 |
| 動的 | システム側が指定 | ECサイト、期限付きの請求、入金消込 | 銀行システムとの連携が必要 |
個人事業主や小規模店舗、クリエイター、寄付を受け付けたい人など、多くのケースでは 静的QRコード で十分で、特定の銀行口座もシステム連携もなしに作成できます。
準備するもの
静的なPIXのQRコードを作るのに必要なのは、 登録済みのPIXキー だけです(納税者番号、法人番号、電話番号、メールアドレス、ランダムキーのいずれか)。銀行を選ぶ必要はなく、PIXに対応した金融機関ならどこでもかまいません。
💡 ヒント: 個人情報(納税者番号や電話番号)をコードに載せたくない場合は、ランダムキーを使うのがおすすめです。
ImageToolsでQRコードを作る手順
QRコード作成 なら、PIXキーからQRコードをブラウザ上で作成できます。インストールも会員登録も不要です。手順は次のとおりです。
- まず QRコード作成 を開きます
- テキスト入力欄に、自分のPIXキー(メールアドレス、納税者番号、電話番号、ランダムキー)を貼り付けます
- サイズを調整し、必要なら中央にロゴを重ねます
- 「 QRコードを作成 」をクリックし、PNGまたはSVGでダウンロードします
できあがったコードは自分のキーを直接指し示します。カメラ機能のある銀行アプリならどれでも読み取れるので、専用アプリを用意する必要はありません。
作ったQRコードの活用場所
画像として保存しておけば、こんな場面で活用できます。
- メニューやレジ周り: 印刷してレジ横やテーブルに貼っておきます
- SNSのプロフィール: InstagramのプロフィールやLINE公式アカウントに載せます
- 自分のサイトや支払いページ: 画像としてページに埋め込みます
- イベントやプレゼン: スクリーンやスライドに大きく表示します
- 請求書や見積書: 書類のフッターに差し込みます
見栄えよく、確実に読ませるコツ
印刷物やネット上の公開物に使うなら、次の点に気を配ると読み取り精度が上がります。
- 印刷する場合は最低でも 3×3cm は確保し、読み取りやすさを保ちます
- コードの周囲は白か明るい色のままにします。コントラストが命です
- 公開前に必ず自分のカメラで読み取り、正しいアプリが開くか確認します
- 中央にロゴを入れるなら、シンプルで小さめに(面積の20%以内が目安)
💡 ヒント: 高解像度で印刷するならSVGでのダウンロードがおすすめです。ベクター形式なので、どんなサイズに拡大してもぼやけません。
静的QRコードに金額を固定できますか?
できます。PIXの規格では、静的コードにあらかじめ金額を埋め込めます。読み取ると銀行アプリに金額が入力された状態で開きますが、多くの銀行では支払う側が書き換えられます。金額を絶対に変えられたくない請求には、銀行システムが発行する動的コードのほうが向いています。