LinkedIn自身のデータによれば、写真のあるプロフィールは、ない場合と比べて閲覧数が最大21倍、つながり申請が9倍にもなります。ただし、あればよいというものではなく、ふさわしい写真であることが肝心です。ラフすぎる写真、光の悪い写真、背景が散らかった写真は、採用担当者がプロフィールを一行も読まないうちに誤った印象を与えます。
うれしいことに、写真スタジオもプロのカメラマンも必要ありません。最近のスマートフォンと自然光、そして正しい設定さえあれば、十分に通用するプロフィール写真が撮れます。
LinkedInで効くプロフィール写真の条件
技術的なコツの前に、表示のされ方を押さえておきましょう。プロフィール写真は円形で表示され、パソコンのフィードではおよそ48×48px、スマートフォンではさらに小さくなります。この事実が、何が効いて何が効かないかを直接決めています。
- 顔が大きく収まっていること: 顔は画面の60〜70%を占めるのが目安です。全身や膝上のような引きの写真では、円の中で顔が極端に小さくなり、フィード表示では誰だか判別できません。
- 親しみと自信のある表情: 軽く微笑む、あるいは落ち着いた自然な表情が、作り笑いや過度に硬い表情よりもうまくいきます。初対面の商談で与えたい印象を、そのまま顔に出せているかを基準にしてください。
- カメラを見ること: まっすぐ目線が合うと、見る人との距離が縮まります。視線が横を向いた写真は、雑な印象や関心の薄さを感じさせます。
- 背景はシンプルで無地に近く: 背景に何かが写っていると、それだけ顔から注意がそれます。白、明るいグレー、無地の壁、しっかりぼかした仕事場のいずれかが最適です。
- 業種に合った服装: 取引先との打ち合わせや、その業界の面接で着るであろう服を選んでください。堅い業種ほどきちんとした服装が求められ、クリエイティブ職では自由度が高くなります。
スマートフォンでの撮り方
光:仕上がりを最も左右する要素
素人写真とプロの写真を分けるのは、カメラの性能よりも光です。そして最良の光源は、窓から入る直射でない自然光で、しかも無料です。
- 窓に向かって立つこと。背にしてはいけません。正面から光を受ければ顔が均一に明るくなりますが、背にすると顔が暗く沈み、背景だけが白飛びします。
- 直射日光は避ける — 影がきつく出るうえ、目を細めてしまいます。曇りの日か、薄手のカーテン越しの光が理想です。
- 真上からの照明は避ける (頭上の電灯)— 目の下や鼻の下に影ができ、顔が老けて硬い印象になります。
- 夜に撮るしかない場合は、顔の左右から光を当てて硬い影を消します。顔の高さに置いたスタンドライト2灯でも十分です。
構図と距離
LinkedInのプロフィール写真は、胸から上が入り、顔が画面の大半を占める距離が最適です。顔だけに寄りすぎると円形に切り抜かれたときに窮屈に見え、全身のような引きでは円の中の面積を無駄にしてしまいます。
三脚を使うか、安定した台にスマートフォンを固定してください。腕を伸ばして撮る自撮りでは、角度も構図もなかなか理想どおりになりません。誰かに撮ってもらうか、タイマーを使いましょう。
スマートフォンの設定
- ポートレートモード: 背景をぼかして顔を浮き立たせます。背景が完全に無地でないときに使ってください。すでに背景が整理されている場合は使わないほうが安全です。人工的なぼけは、髪の輪郭に不自然な境目をつくることがあります。
- HDRはオフ: 人物写真ではHDRが効きすぎて、加工感の強い仕上がりになりがちです。切っておくほうが自然に見えます。
- フィルターは使わない。 美肌加工や肌のなめらか補正、各種エフェクトは、実物とは違う自分をつくり出します。目指すのは、対面で会ったときに同じ人だとわかる写真です。
📷 枚数を撮る。 表情と顔の角度を少しずつ変えながら、続けて20〜30枚撮ってください。一発勝負より、その中に会心の1枚が含まれる確率がずっと高くなります。選ぶのは後から落ち着いて、できれば信頼できる人の意見も聞きながら行いましょう。
理想の背景:無地、ぼかし、差し替え
背景は、多くの人が軽く見てしまう要素です。物であふれた棚、服が掛かったドア、散らかった部屋。こうした背景は、顔も表情も申し分ないのに、だらしない印象だけを残します。
うまくいく選択肢は3つあります。
- 無地の壁: 白、明るいグレー、ベージュ、淡いブルーなど。最も手軽で、最もきちんと見えます。
- ぼかした仕事場: オフィス、書架、会議室などをしっかりぼかして背景に。邪魔をせずに雰囲気だけを伝えられます。
- 背景を切り抜いて単色に置き換える: 元の背景を消し、好きな落ち着いた色を敷きます。どこで撮った写真かを問いません。
最後の方法は、顔はよく撮れているのに背景だけが惜しい、というときにとくに役立ちます。ImageToolsの 背景を削除 を使えば自動で背景を消せます。AIが人物を正確に判別し、髪の輪郭まできれいに残します。あとはCanvaなど任意の編集ソフトで単色の背景を敷き、LinkedInにアップロードしてください。
2026年のLinkedIn画像仕様
写真が用意できたら、アップロード前に正しい寸法に整えます。LinkedInは画像の種類ごとに要件を定めています。
| 画像の種類 | 推奨サイズ | 最小サイズ | 形式 | 最大ファイルサイズ |
|---|---|---|---|---|
| プロフィール写真 | 400×400px | 200×200px | JPGまたはPNG | 8 MB |
| カバー写真(バナー) | 1584×396px | 1192×220px | JPGまたはPNG | 8 MB |
| 会社ロゴ | 300×300px | 300×300px | JPGまたはPNG | 4 MB |
| カバー画像(会社ページ) | 1128×191px | 1128×191px | JPGまたはPNG | 4 MB |
| 投稿画像 | 1200×627px | — | JPGまたはPNG | 5 MB |
プロフィール写真は実際にどう表示されるか
LinkedInはプロフィール写真を円形で表示します。つまり、画像の四隅は切り落とされます。構図を決めるときは、顔と肩の上部という見せたい部分を中央の円の内側に収め、周囲には余白を残してください。
実際の表示サイズ:
- フィード(パソコン):48×48px
- プロフィールページ(パソコン):200×200px
- プロフィールページ(スマートフォン):64×64px
400×400px以上でアップロードしておけば、Retinaディスプレイを含むどの表示でもくっきり見えます。
カバー写真:縦横比4:1
LinkedInのカバー写真は、およそ4:1という横に細長い比率です。推奨サイズは1584×396pxです。注意したいのは、スマートフォンでは左右が切り取られ、左下がプロフィール写真で一部隠れる点です。見せたい要素は中央にまとめてください。
写真のリサイズと圧縮
正しい寸法に合わせる
ImageToolsの サイズ変更 を使って、アップロード前に写真をぴったりの寸法に整えます。プロフィール写真は400×400px、カバーは1584×396pxです。こうしておけば、大きすぎる画像を受け取ったLinkedInが余計な圧縮をかけることもありません。
ファイルサイズの上限に収める
LinkedInはプロフィール写真を8 MBまで受け付けます。これは余裕のある上限で、超えることはめったにありません。ただし5 MBもの写真を上げると、表示時にLinkedIn側で自動圧縮がかかり、画質がわずかに落ちることがあります。
きれいに見せたいなら、アップロード前にImageToolsの 圧縮 で200〜500 KBまで圧縮しておきましょう。LinkedIn任せにせず、自分で圧縮の度合いを決められます。
撮影からアップロードまでの流れ
- 写真を撮る — 正面からの自然光、シンプルな背景、業種に合った服装で、枚数を重ねます。
- 最良の1枚を選ぶ — できれば他の人の意見も聞きながら選びます。
- 必要なら背景を整える — 背景を削除 で背景を消し、落ち着いた色に置き換えます。
- 400×400pxにリサイズする — サイズ変更 ツールを使います。
- 200〜500 KBに圧縮する — 圧縮 ツールを使います。
- LinkedInにアップロードする — プロフィール → 編集 → プロフィール写真。
プロフィール写真で避けたいこと
- 集合写真やイベントの写真: 自分にピントが合っていても、他の人が写り込んでいると、どれが本人か分かりにくくなります。
- 旅行やレジャーの写真: 海、山、観光地。仕事の文脈から外れた背景は、間に合わせで用意した印象を与えます。
- 腕を伸ばした自撮り: 角度も構図もなかなか決まらないうえ、カジュアルな印象が定着しています。
- 古すぎる写真: 写真は今の自分を映すものです。10年前の写真では、対面で会ったときに違和感が生まれます。
- フィルターやエフェクト: 見た目が大きく変わる加工は、それだけで信頼を損ないます。
- プロフィール写真に会社のロゴ: プロフィールは個人のものです。自分の写真を使い、ロゴは会社ページに置いてください。
- 顔の写っていない写真: 風景や物、イラストをプロフィール写真にすると、LinkedInでの反応も信頼度も大きく下がります。